2021年7月3日土曜日

M.2 SSD TS128GMTE110Sの外付け化で苦労する話

 ペラペラヒートシンクテストのためM.2 SSDを買い替えるという暴挙に出たため、トランセンド 110S TS128GMTE110Sが1枚余っています。

売却も考えましたが、元々が非常に安価な商品ですので、おそらくは売れても二束三文。

そこで使い道を考えます。

「そうだ、たまにUSBメモリを使うけど、M.2の外付けディスク作ったら持ち運び便利な高速ディスクになるんじゃね?」と考えたのが運の尽きです。

外付けのケースを探します。

格安なものから結構高いものまでいろいろあります。

Tohoyamaは常時使用をしようとは思っていないので、その中からこんな商品を選びました。


GREEN HOUSE GH-M2NVU3A-SV

アルミ筐体で丈夫&格好良い・Type-C to CとType-C to Aの二種類ケーブル付属。選択した理由はこんなところでしょうか。

また、付属ケーブルで若干気になるレビューもありましたが、まあ、普通に使用できているレビューも多かったので購入です。

・・・・・・・・・・

到着しました。

まずはM.2 SSDの取り付けです。

先日書いた通り、M.2はヒートシンク付けないと爆熱になります。

特にTS128GMTE110Sは私の持っている中で一番熱いです。

 しかし、このケースくん、アルミ筐体ですが、M.2と筐体の間は密着はしません。

なので、板ヒートシンク(1mm)を付けたままの状態で入れてみます。


少し止めているゴムがひっかかりましたが、入りました。

珍しくラッキーです。

あとは、ケーブルさして認識させるだけ。

最初にケーブルを伸ばした時「パキパキ」という音がします。

何だか嫌な予感がします。

とはいえ、最初はType-C to CケーブルでB550GTAくんのポートに挿します。

「ピッコピン・・・ピッコピン・・・ピッコピン

何度も音がなります。どうやら電源がついたり、消えたりで安定しません。

しかし、ここまでくらいはレビュー記事から想定内。ケーブルが悪いのだろうと思い、今度はType-C to Aケーブルで挿します。

「ピッコピン」

 案の定、認識できました。

なので、クイックフォーマットをかけます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いつまでたっても終わりません。

普通なら数秒~数十秒で終わるはずです。

あきらめて、普段スマホをつなげている某100円ショップ製のType-C to Aケーブルでつなげてみます。・・・認識しました。

そしてクイックフォーマット。

今度はうまくいきました

そこで今度は、CrystalDiskInfoで見ようとします。

・・・・・・・・・・・・・・いつもより起動にもの凄く時間がかかります・・・・・

そして、起動はしましたが、今回の外付けドライブが見えません。

ここで、別のPCで試してみます。

サブPC2号機、Asrock B450M Steel Legendくん。症状同じ。

ノートPCくん。Type-C to Cケーブル・某100円ショップ製のType-C to Aケーブル両方で、CrystalDiskInfoから、きちんと見えます。

※後でわかったのですが、Type-C to Cケーブルは見えていただけで、データ転送しようとしたら固まりました。

「うーーーん。ハードによって違うのは気持ち悪いけど、やっぱりケーブルかなー」ここでTohoyamaが得ている教訓「安物のケーブルは使わない」を元に、新たなケーブルを購入する事を決めます。

翌日こんなケーブルを購入


某100円ショップにも
Type-C to Cケーブルありましたが、教訓に従い、約10倍の値段のケーブルを購入です。

そして、B550GTAくんでテスト。

 「ピッコピン」

予想通り無事認識します。

 CrystalDiskInfoでチェック・・・あれ?見えません。

ひょっとしてB550GTAくんと相性あるとか?とか思いつつ、CrystalDiskMarkからは見えるので、ベンチマークを取ってみます。

 「アデ?」

 M.2 SSDでは見たことが無い数値が出ます。 ひょっとして、「目的はUSBメモリより高速なディスク」だったけど、USBメモリより遅いんじゃね?

そう思って、普段使用しているUSBメモリもベンチマークしてみました。

うん。書き込みは遅いけど、読み込みは3倍くらいのスピード出てます。

この時点で、ケーブルじゃなくて、ケースそのものがダメ、と頭をよぎります。

しかし、あきらめの悪いTohoyamaは、先日、ちょっと様子が違ったノートPCでも試してみます。

第1回 新規購入の高級(?)Type-C to Cケーブル 速度変わらず

第2回 某100円ショップのType-C to Aケーブル 速度変わらず

「うーーーん。やっぱりケースかなーーー(トホホ)」

第3回 付属していたType-C to Cケーブル 固まります

「あっ!やっぱりこのケーブルダメだったんだ。」

第4回 付属していたType-C to Aケーブル

「ん?」 

10倍の速度になりました!!。

この後、B550GTAくんでも同じ速度が出る事及び、CrystalDiskInfoから見える事の確認も取れました。

  ・・・・・・考察&調査・・・・・・・

 最初フォーマットがうまくいかず、試していなかった付属のType-C to Aケーブルだとうまくいくという結果です。最初のフォーマットがうまくいかなかったのは、とりあえず置いておいて、やっぱりケーブルを考えます。

「ひょっとしてUSBケーブルそのものに品質(規格)差がある?」

・・・ 調べます。

Type-Cのコネクタでも、規格は「USB2.0」「USB3.1(Gen1)」「USB3.1(Gen2)」とある。

そう、ひょっとしたら詳しい方はベンチマークの数値見た時点でお気づきかもしれませんが、 新規購入の高級(?)Type-C to Cケーブルと某100円ショップのType-C to Aケーブルで出ている速度は、以下のページに出ている、ほぼほぼ「USB2.0」の数値。付属していたType-C to Aケーブルで出ている速度は、ほぼほぼ「USB3.1(Gen2)」の数値です。

https://note.cman.jp/usb/usb_standard/

少なくともType-C to Cであれば、USB3.1だと思ってました・・・(Gen1、Gen2があるのは知らなかったですが)。

っていうか、Type-Cという新しい規格で、USB2.0とかアリかよという感じです。でも確かに買ってきたケーブルにはType-Cと書いてあるだけで、どこにも「USB3.1(Gen2)」とは書いて無い・・・(自己責任だけど・・・ヒドイ)。

また、CrystalDiskInfoで見えなかったりするのは、やっぱりケース側の規格とあってないケーブル使ったせいかな?と思っています。

・・・・・・・・・・・・・・・

無駄に買ったもの

高級(?)Type-C to Cケーブル

いや、もう途中まで、ケースそのものが無駄と思ってたので、まだ良かったですが・・・。

でも、元はと言えば、付属していたType-C to Cケーブルがダメダメで、付属のType-C to Aケーブルでフォーマットうまくできないという問題もあったせいなので、やっぱりケースも無駄なのかなー(ケースの仕様としては悪くないと思いますが)。


教 訓

「やっぱりケーブルは大事。仕様をよく知るべし!」

付属のケーブルはぶっちゃけ信用できないので、Type-C to CとType-C to Aのケーブル買い直します。でもそうすると、無駄に買ったケーブルとあわせて、ヘタしたらケース代よりも高くなるような・・・(トホホ)

0 件のコメント:

iCloudメールをメールアプリで見る方法(Thunderbird)

 設定しようとしたら、すっかり忘れていたので、備忘録残しておきます。 iCloudメール使っている人は、だいたいiPhoneで見てると思いますし、あんまり困ってないと思います。 とはいえ、メーラーで一元管理しとくのも便利かと思って、Thunderbirdでも使えるようにしてありま...